大学で「ぼっち」でいることはそんなにおかしなことではない、その理由5つ(2022.5.29)

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はじめに

コロナ禍ではありますが、だいぶ大学では対面授業が再開してきているようです。

しかし、そんな大学の中でなかなか友達が作れず、「ぼっち」でいることに引け目を感じている人もいるかもしれません。

そうした人の中には、友達をワイワイ過ごすキャンパスライフを夢に描いていた人もいるかもしれないですね。

そうすると余計に自分の姿が惨めに感じられて、切なくなってきますよね。

「ぼっち飯」などの言葉を聞くと、何か一人でいることが悪であるかのような印象を受けてしまいます。

ですが、「ぼっち」であるというだけで、大学生活が楽しくない、やめてしまいたいと考えるのは少し早いかもしれません。

そこで今回は、大学に2回通って、「ぼっち」生活をそれなりに経験してきた僕が、大学で「ぼっち」でいることはそれほどおかしなことではないよ、ということについて、その理由を5つ紹介していきたいと思います(「自分がコミュ障だから」という理由は今回省きます)。

1.大学では一人ひとりの時間割が違う。

友達ができないことの理由としては、自分で時間割を作らなければならないシステムが挙げられると思います。

高校までであれば、まずクラスがあって、常に行動を共にし、同じ時間割のもとにみんなが同じ授業を1日受け続ける、ということが当たり前でした。

しかし、大学では授業ごとのクラスに分かれ、授業ごとにメンバーが分かれ、関係が希薄です。そのため、こちらから積極的に話しかけない限りは、友達ができづらいのです。

さらに、多くの大学生が1.2年生の間に単位をほとんど取ってしまうことを考えると、3年生以降は「自分の友達がそもそも大学に出てこない」という状況が頻繁に発生します。

であれば、あまり自分を責めすぎず、自分が「ぼっち」であることはそのシステムが原因と割り切ってしまったほうが、気楽になれるのではないでしょうか。

2.大学はそもそも研究機関である。

大学はそもそも研究機関であり、多くの教員や学生が、自分の関心のあるテーマについて掘り下げ、本を読み、レポートや論文をまとめています。

大学でやるべきことの第1順位はここです。

そして論文・レポートは、結局じっくり時間をかけて1人で仕上げるものですよね? 

それに、図書館ではみんな一人で本を読んだり、勉強したりしていますよね。

そもそも大学生活では「自立」ということが求められます。

それは1人の時間をうまく過ごす力を試されているということでもあるんです。

ならば大学ではむしろ一人でいることが奨励されている、ぐらいに思っていた方が、胸を張って堂々と大学で過ごせるとも言えそうですね。

3.達成すべき明確な目標がある

大学に入った目的が「医師になる」「弁護士になる」「研究者として身を立てたい」という、人生を左右する強固なものである場合は、脇目もふらず勉強することが必要になるでしょう。

また、それ以外でも「簿記2級をなんとか取りたい」「TOEICで730点取りたい」といった目標はそれなりの時間が必要であり、時には人間関係自体が煩わしく感じてしまうこともあるかもしれません。

がむしゃらに頑張っているときには、孤独を感じることもあるかもしれませんが、これはのちの達成に向けた試練だと前向きにとらえて、乗り切っていきましょう。

4.なんとなく大学に入ってはみたものの、目標が見つからず、周りに比べて行動が消極的になりがち

これは3.とは真逆の理由になります。

大学にいると、周囲の学生がすでに興味のある分野の研究・勉強に没頭していたり、サークルに打ち込んでいたりして、輝いている姿を目にすることがあります。

でも、それほど目標があるわけでない人からすれば、羨ましく感じたり、どうしても引け目を感じたりしてしまいますよね。

ただ、大学にはいろんなモチベーションの学生がいるものです。

自分にとって重要な目標が見つかるかどうかはタイミングが大きく関わっているので、他の人と比較しないで、焦らないでいきましょう。

大学はマイペースに自分一人でいること、目標探しをすることを許されている場所なので、安心してください。

そういうときは、なるべく幅広く、少しでも興味のある授業を受けてみたり、図書館でちょっと気になった本を手に取って読んでみるのがおすすめです。

自分に向いている資格を探して、勉強を始めてみるのもいいかもしれません。自分の潜在力を高める工夫を、ぼっちの間にしてみるといいかもしれません。

5.周りの学生のルーズさに振り回されてしまうのが嫌。勉強に集中したい。

大学に通う学生にはいろんなタイプの人がいます。

大学に入って友達を作ってはみたものの、時間へのルーズさが気になる、勉強への取り組み方が不真面目で、遊びにばかり誘われる、といったことに悩ませられる大学生もいるかもしれません。

そういう時は思い切ってその人間関係を切ってしまって大丈夫です。もし理由を聞かれたら、「少し勉強に集中したいから」と正直に言ってもOKです。

中には自分だけ授業に出席させて、出席代行を頼んだり、試験直前にノートを見せろと言ってきたりして、自分を利用してくる人もいるかもしれません。一方的に何かを頼んでくる自己中心的な人からは、自分の身を守ってください。関係を断ち切って問題ありません。

人間関係は人生の中でもちろん大事ですが、自分が望まない人間関係を続ける必要がありません。自分を尊重して、自分を守るためにも、むしろ一人を選んでください(もしくは、自分を尊重してくれるいい友達を探してください)。

このように、不要な人間関係を絶った結果、「ぼっち」になるということもあるわけです。

終わりに

いかがでしたか?これまでみてきたように、「ぼっち」でいることにはいろいろな理由があります。

これらをみてくると、自分が「ぼっち」でいることはそれほど珍しいことではない、あえて「ぼっち」を選んでいる人もいると勇気づけられませんか?

また、大学に通えているということは一人で受験勉強を乗り切ったことの証であり、一人の時間の重要性にもみなさん気づいているはずだと思います。

このページでは何も「ぼっちでいなければならない」と訴えているわけではありません。

ただ、現状一人でいる人へは、あまり人目を気にせず、「ぼっち」でいることも大学生活の重要な一部だと考えてもらえたらとメッセージを伝えたいと思います。

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